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法律と道徳
2024.09.27社会保険労務士 川端努
「法的に問題がないことについては道義的責任はない。」
少し前に、某知事がおっしゃいました。
道義的責任というのは
「人としての正しい道を守るべき責任」
のことを言います。
極端に言えば
法律を守っていれば、法律に違反していなければ
何をやっても良いということです。
コンプラアインスが厳しく問われる時代になりました。
法律をよく知っている方も増えました。
権利を主張される方も増えました。
タイムカードの打刻後に
「このゴミを帰り道のゴミ箱に捨てておいて」と言うと
「ゴミを捨てるまでが労働時間ですよね」って言われた
と聞いたとき、日本の将来が心配になりました。
法律に則った権利を行使することは正しいことではありますが
行使された人やその周りの人の気持ちを想像できていないと思います。
会社が永続するためには
その会社で働く人たちのもっている雰囲気=社風も大切です。
お互いを思いやれる、そんな社風でありたいものです。
ある書籍に
「限度の前に節度を超えてはいけない。」
と書いてありました。
限度が法律なら、節度は道徳でしょう。
法律も大切ですが、
人としての道徳はもっと大切だと思った
某知事の言葉でした。
社会保険労務士法人つむぎ
社会保険労務士 川端努
2003年個人事務所開設から、2020年社会保険労務士法人を設立し、新たなスタートを踏み出しました。
お客様から頼りにされることをやりがいとし、常に丁寧に業務を行うよう心掛けてきました。
現在は、労務監査を積極的に提案し、お客様の将来を見据えたサポートを目指して、スタッフとともに成長できるよう奮闘中です!
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