社会保険労務士法人つむぎ
大阪市中央区谷町2丁目1-22 フェアステージ大手前ビル7F

未来へつむぐTo the FUTURE

人も企業も、目標や夢を
実現してほしいという想いを込めて。
代表2人が、日々感じたこと、
自身の想いを綴ります。

HOME > 未来へつむぐ > 心の状態が行動と健康をつくる

心の状態が行動と健康をつくる

2025.11.24社会保険労務士 川端努

最近、体重計に乗らないでいましたが
乗らなくても「大丈夫か?」って体感できるようになりました・・・

忙しさの中で生活習慣(食生活)が乱れ、
健康について改めて考える機会が増えました。

そのとき思い出したのが、
安岡正篤氏の『健康の三原則』 です。

1.心中常に喜神を含む(心の奥に喜びを持つ)
2.心中常に感謝の念を含む(感謝報恩の気持ちを持つ)
3.常に陰徳を志す(人知れぬ善いことをする)

この三原則は、
心の状態が健康に及ぼす影響を端的に示したものですが
ビジネス環境においても示唆に富んでいると思います。

1. 喜びの感情はパフォーマンスを高める

ポジティブな感情は、
・思考の柔軟性
・対人関係の質
・意思決定の精度
を引き上げると言われています。

朝の小さな楽しみや、
職場での温かいやり取りなど、
ささやかな喜びを日常に置くことは、
業務のパフォーマンス向上にもつながります。

2. 感謝の視点は、心の安定と判断の質を生む

感謝には、心の重心を整え、冷静な判断を促す力があります。
健康診断の数値だけを見るのではなく、
『今日も働けている』という基本的な状態そのものに目を向けると、
思考が落ち着き、物事を客観的に捉えられます。

経営判断・労務対応においても、
心の姿勢が安定していることは大きな強みになるでしょう。

3. 陰徳は組織文化を強くする

陰徳とは、人に知られずに良い行いを積むこと。
職場での小さな気づきと行動は、
・チームの心理的安全性
・互いへの信頼
・前向きな文化の醸成
を自然と生み出します。

また、陰徳を積む人は
自己肯定感が高まり、
結果的に安定した心の状態を保ちやすいようです。

経営においても
「見えない貢献」が組織の基盤を支えています。

体重の増減は分かりやすい指標ですが、
行動を生み出しているのは
その前にある「心の状態」です。

喜びを持つこと。
感謝を忘れないこと。
陰徳を積むこと。

この三つを日常に置くことは、
身体面だけでなく、メンタル・行動・働き方にも影響を与えます。

健康経営が広がる今だからこそ、
心の健康から整える視点は、
企業にも個人にも必要だと感じます。

今日ひとつだけ
誰かの負担を軽くする『小さな陰徳』 を試してみましょう。

見返りを求めない小さな貢献は、
自分自身の心を静かに整え、
周囲の空気も変えていきます。

僕自身も、
この三原則を生活と仕事の中で改めて意識しながら、
心と体の健康を整えていきたいと考えています。

この記事を書いた人

社会保険労務士法人つむぎ

社会保険労務士 川端努

2003年個人事務所開設から、2020年社会保険労務士法人を設立し、新たなスタートを踏み出しました。
お客様から頼りにされることをやりがいとし、常に丁寧に業務を行うよう心掛けてきました。
現在は、労務監査を積極的に提案し、お客様の将来を見据えたサポートを目指して、スタッフとともに成長できるよう奮闘中です!

最近の記事