日に新た 日々に新た
2022.08.16社会保険労務士 川東三江子
毎日、毎日仕事に追われた生活をしていますが、
スタッフとの会話や、業務をしていて、ふと思うことがあります。
「あれっ、私って、日々工夫や、新しいことにチャレンジしているんだろうか?」と。
皆様はそんな風に思ったことはありますでしょうか?
中国古典 大学(※)にこんな言葉があります。
「苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」
これは中国の殷王朝を開いたといわれる湯王が自戒の句としていたものです。
意味は、「今日の行いは、昨日よりも新しく良くなり、明日の行いは今日よりも
新しく良くなるように心掛けなければらない。」
というものです。
ちなみに松下幸之助さんも
「日に新た」という言葉をよく使っていたそうです。
工夫や、新しいことをするにも、その気持ちをもち続ける意識が必要ですね。
「時間がない」など、ついつい「言い訳」をしたくなる時もありますが、
そこはグッと我慢して、しっかり自分を見つめないといけないと思っています。
(常にと言いたいですが、できないときもあります。)
まずは足元から、自分の役割をしっかりと理解し、
これからやっていきたいことを考え、整理し、実際に進めていける環境も
作っていかないといけないですね。
それには形から入ることも一つの方法ではと考えています。
「日に新た、日々に新た」を実践するには、現状に甘んじるのではなく、
変化を恐れず、チャレンジしていくこと、前に進むことを忘れないように
確実に、前に前に進む努力を惜しまないようにしたいものです。
※大学とは
中国古典 四書(論語、大学、中庸、孟子の総称) の一つ。
孔子のお弟子さんの曾子が書いたといわれています。
内容は、「明徳」を明らかにする道が書かれています。
ちなみに、銅像の二宮金次郎が読んでいる本は、実は「大学」です。
この記事を書いた人
社会保険労務士法人つむぎ
社会保険労務士 川東三江子
2004年個人事務所開設から、2020年社会保険労務士法人として、新たなスタートをきりました。
現在、労務相談、ハラスメント対策や、メンタルヘルス対策等の業務をこなし、
お客さまやスタッフとともに、成長・発展できる環境を試行錯誤しながら、奮闘中の毎日です!!
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